巨大な絵 ディマシオ2019年10月22日


 縦9メートル横27メートル

 鏡の効果でその倍の広がり

 間近で観る圧倒 言葉では限りある 一度行っとくれ

 
 サラブレットの地 新冠の太陽の森ディマシオ美術館


 とんでもない北海道の原始林の森に在った元小学校

 幻想の画家「ジェラール ディマシオ」がどっさり

 でもそれだけじゃあない

 アールヌーボーとアールデコの時代のガラス作家「ルネ ラリック」が

 どっさり
 
       好みだが ラリックの香水瓶がカワイイ

       パリのあの時代の香りがする

神田日勝2019年07月18日


 1978年に今の北菓楼札幌店元の道立美術館で個展を観た

 「室内風景」と「馬(絶筆)」)は強烈だった

 鹿追に美術館ができたと聞いて既に幾年

 
 TVの絶大なる威力に導かれて初めて訪ねた

 農民画家 神田日勝記念美術館

 
 常々通う人は目先の変わった展示も良いが

 場所が場所だけにめったに行けない私の為に

 ありったけの彼の作品を展示していて欲しかった

 それでもスケッチブックが自由に手に取って観れるというのは

 なんだろう


 「室内風景」は道立近代美術館にあるのだが

 これまた収蔵作品としてめったに公開されない

螺鈿2019年06月20日


 身の回りの小物を整理すべく小さな箱を購入した

 大きさ手頃な「螺鈿階段箪笥」

 多分これは中国製の現代土産用工芸品だろう

 比較的遠慮がちに鏤められているがもっと遠慮したが良い


 螺鈿を再認識したところで

 ウィーンモダン展でオットーワーグナーの椅子が紹介された

 此の漆の工芸美術がどう辿ってデザインに使われたか

 実に興味深い

加清純子2019年05月17日

 
 北海道立文学館

 加清純子の特別展に行ってきた

 
 「第二次大戦後のアプレゲールで、デカダンでアヴァンギャルドに

  時代を駆け抜けた天才少女画家です。」 との謳い文句は

 
 流石文学館的表現・・・・・・・・わざわざ昔言葉をならべたな


 戦後復興して行く札幌で渡辺淳一の青春を彩った 少女(をんな)

 「阿寒に果つ」は彼の自伝的小説 映画にもなった


 昭和ヒトケタフタケタの皆さま 心ざわめくものが おありでは

襖のデザイン2018年07月17日

 
 唯一の和室の襖を張り替えた

 6月28日の「忘れられた池」の水草がモチーフ

 オーバルの金と銀のラベルシールを貼っただけ

 
 まだ未完ですが・・・

運慶展観てきたよ2017年11月09日

 
 運慶の頃の仏像は絢爛である

 木彫だが水晶で玉眼を施し 金属で装飾も施し

 極彩色の絵の具を施したり金箔を押したりもしている


 時代も国も違うが右写真はポンペイ出土の

 ビキニのヴィーナスと呼ばれる彫像

 下着を着用している女神も珍しいが


 
 素裸より悩ましいのは神や仏に何を求めたのだろうか



 叔父の葬儀が群馬であったので帰路立寄った

 11月3日の祭日だったので早朝から大変な人出だった

 都会は庵さんの行くところではないと知った

赤翡翠の池2017年01月02日

 
 翡翠の仲間で火の鳥がいる

 写真を見てぞっこん惚れ込んだ

 南から北まで分布して森の中を駆ける

 
 ガラステーブルを池に見立

 ダイブして魚をキャッチする瞬間を造形してみた


 アカショウビンは赤いイチイの木

 魚は青いホウの木

 植物をモチーフにしたテーブル脚はタモの木

 三本の足からワイヤーで釣った自然石を錘にしている

パリの郊外の廃屋2016年11月16日

 
 ではない

 札幌の郊外 定山渓の廃屋

 隠していた道路縁の建物が壊され露出した

 パリを描いた「ユトリロ」や「佐伯祐三」の作品を彷彿させる

 晩秋の枯草が良く似合う


 
 心密かにユトリロの壁と呼んでいる

 多分間もなく消滅

ディック ブルーナ2016年07月04日


 北海道立文学館のブルーナの特別展へ早速行ってきた

 ミッフィー好きなんだよね と言ったら 嫁に笑われた

 
 ブルーナは絶対マティスに影響されていると思っていた

 やはりそうだった

 簡潔なフォルム 単純な色彩

 マティスも色紙を切るとき 自分の色で色紙を作っていた

 ブルーナもそのようにしている

 作品性やテーマは異なるが 両者共好きな作家さん

 

 決して幼児性がみられてきたアブナイ老人ではない

安珍清姫2016年02月22日


 浄瑠璃や歌舞伎でも名高いこの物語を知ったのは

 高校二年の美術鑑賞授業にて

 既に北菓楼に売却された旧北海道立図書館は当時

 北海道立美術館だった

 記憶では横山大観の水墨による絵物語

    眉目秀麗の美僧安珍を追い

    恋慕に焦がれ終には火を吐く蛇身に変身した清姫との

    心も身をも焼く道成寺物語

 青春の心をとらえた道成寺は数年前訪ねた

 
 四月から足立美術館蔵の横山大観展が始まる

 此の作品はどこを調べても出てこないのだが記憶違いか

 同じテーマで美しく描いたのは小林古径