紅葉のハロウィン2021年11月02日


 札幌晩秋のハロウィン

 昭和生まれには全く馴染みはないが

 世間が騒ぐから

 クリスマスと同じ様に日本の行事に成ったのだろう

 
 その日は散歩の風景の彩度がとても高い日だった

 風でふわふわ揺れる怪鳥のゴースト

 女房が近づいて挨拶してみた


    マ タ ラ イ ネ ン オ ア イ シ マ チョウ

切株2021年06月04日

 
 藻南公園の樹が切られてしまった

 古木である

 もう百年も生きたろうか

 たぶん此処らは原始林

 
 でも今は人々が憩う公園

 緑を楽しませてもらったね


 ほら生まれ変わった顔が見える

 たぶん「ふくろう」だね


 孫は「あっハートだ!」と言ったがね

香りの記憶2020年11月08日

 
 甘い香りの漂う散歩道

 知ったかぶりで「のたまわ」ってみた

       楓の匂いだね 楓はメープル 

       ほらメープルシロップの匂いだよ

 嘘ばっか  桂でした

 春先から雪が舞うまでづっと薫っている



 昨夜観た映画

 植物人間になった妻に意識確認の最後の手段

 好きだった香水の香りに反応した

       仏映画らしいな


 香水には縁遠い庵さんも

 シャネルの5番ってだけで

マリリンモンローが素裸に纏った香りって知ってる

       どんな香りかも知らないくせに

 知ったかぶりで「のたまわ」ってみるかね

神威岬の顔2020年10月16日


 雲を見ていろいろな形を連想する

 木陰の写真に顔が沢山いるらしい・・・これは心霊写真の話

  
 人の顔を連想するのは容易い

 らしいものをじっと見ていると本当にそれらしくなる


 神威岬に行ったのは三年ぶり四度目

 風が強い所で「女人禁制の門」から先は通行止めになる

 今回は絶好のコンディション

 岬に向かって左の岩に

         いたいた  男の横顔 これは欧米系だな

 らしいよね

亡霊たちとの会話2018年09月03日


 しばしば亡霊と会話するひとを知っている

 
 遺産は法の枠があり

 遺品は物として割り切れる

          しかし 遺稿というヤツは少々やっかいだ

 手記 日記 手紙 は 

 既に死んでいるはずのその人が語りかけてくる

 生前の計り知れない心の奥を垣間見た気になって

 まともに向き合って動揺する

          でもそれはもしかしたら創作かもしれないよ 
 
 
 やめやめ!!
 
 亡霊と会話したら 底なしの泥沼にはまり込む

宮沢賢治異星人説2018年08月07日

 
 銀河鉄道のオマージュを「鎌倉ものがたり」にみた

 賢治は銀河を渡るのに何故鉄道を選んだのか

 何故船でなかったのか

 
 地球人の身体を借りた賢治は特に地質に興味を持った

 故郷の星にはない鉱物

 そして地球上の万物に宿る生命に興味を持った

 故郷の星にはない心を持った

 美しい音楽に親しんだのは故郷の音なのだろうか


 帰りたかったんだろうなあ

 銀河に鉄路を敷いて


 多分船酔いするタチだったんだよ  庵さんと同じで

輪廻転生はあるんじゃなかろか2018年02月28日


 やっぱり生命の生まれ変わりはあるんじゃ

 って考えましたよ

 
 善行を成したからどうとか 悪行の限りを尽くしたからどうとかの

 俗な教えではなくてね

 
 年若くして死ぬとね 

 象とかジャガーとか 鷲とかコンドルとか 鯨とかシャチとか

 そうしたら転生の希望があるでしょう

 
 老いて死ぬほど

 蝶とか蟻とか 蜂とか蚊とか 鰯とか貝とか

 そうしたらヒトとしての生命に感謝するでしょう

 
 何しろヒトで生まれルことの確率は

 宝くじにあたるようなもんだから


 そう考えたら

 何年かに一度イナゴが大発生するのは

 戦争があったから

 
 そんなもんだろうな

グーグルアース2018年02月16日

 
 パソコンを始めたのは20数年前

 ただ・・・CADを使えないと仕事をもらえなくなりつつあったから・・・

 

 そして今 なんてことだろう!

 実話を基にした映画「ライオン/25年目のたたいま」

 5歳で迷子となりインドから遠くタスマニアの夫婦の元で暮らしていた

 時代は幼い記憶の断片ををグーグルアースで繋ぎ合わせた

 母は健在だった 

 彼の帰りを待って同じ村に留まっていた



 過去のブログで庵さんも書いたが
 
 二十歳の時に世話になったデンマークの家を

 グーグルストリートで見せてもらった


 誰か過去を覗ける方法を考えてくれ!

この空を飛べたら2017年05月17日


 「ああ 人は昔むかし 鳥だったのかも知れないね」

 中島みゆきの 此の唄

 「こんなにも こんなにも 空が恋しい」

 庵さんこのフレーズで必ず嗚咽する


 また 飛ぶ夢を見た

 
 でも飛んだら 空をみてるんでなくて

 地上をみてるんだ

 多分鳥も同じで

 恋しいのは空ではなくて

 地上で        おまけに         餌なんだなあ

タイムスリップ2017年03月05日

 
 暇に任せて過去を旅した

 
 コペンハーゲンの郊外のお宅にホームスティしていた

 この日 三月の名残雪があたたかく積もった

 「あら クリスマスカードに使えるわね!」 と奥様

 窓から見えるロマンチックなお宅とひとりの少女

 
 
 グーグルストリートで訪ねた46年前

 二度とは行けないだろうところに行った気がした