世界のイサムノグチの作品が2024年04月13日

 少し時間が経ったが「雪まつり」

 数年ぶりに覗いてみた

 授業の一環で中雪像を作っていた

 もう五十五年も経ってしまった

 
 これはイサムノグチのブラックスライドマントラ

 子ども達の滑り台アートである

 鳴り物入りでノグチが生前此処がいいと

 道路の真ん中を指さしたので

 道路を閉鎖して鎮座ましました


 雪まつりのなんたることか

 閉鎖して飽き足らず

 プレハブの裏に隠されてしまった


 札幌市に苦情を申し上げました

カナモトホール緞帳2022年05月04日


 札幌市民会館 → 札幌市民ホール → カナモトホール

 孫のダンスの発表会で行ってきた

 安上がりの建築で建て替わった

 しかるに緞帳は懐かしい昔のもの

  
  当時北海道の美術デザイン界を牽引した「クリケン」こと

  栗谷川健一氏のデザイン

 
 残して良かった

 懐かしいだけではない

 変わってはならない郷土の愛がそこにある

アールデコ彫刻 似鳥美術館2020年10月25日

 
 晩秋の良く晴れた日を狙って

 小樽へ

 旧北海道拓殖銀行小樽支店は情緒ある美しい建物

 
 ホテルになってペテルブルグ美術館になって

 またホテルになってそして今

 「似鳥美術館」になった

 
 美術館として残ってほしい


 家具業界に身を置いてきた者としては

 ニトリさんがオーナーであることは

 面はゆいけど


 美術館でづう~っと残してほしい


 アールデコの彫刻 象牙や大理石と金属の加飾がなまめかしい

 ドゥメトル シュパリュスの作らしい

 
 今どきのキャラクターフィギュアの造形作家も素晴らしいが

 その人体造形力をもっとアートに近づけてほしいな

安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄2020年10月08日

 
 やっと行って来た

 エロを感じないアートには少しばかり近くて遠い

 庵さんなのです


 札幌駅南口のモニュメントのほか

 あちこちでお目にかかる白い大理石の塊


 安田侃さんのふるさと美唄でゆったりと

 接することができました


 
 餅肌のようなカッラーラの美しい大理石は

 もうすこし ほんの少しだけ

 エロが欲しいな


 写真はたまたま黒だけどね

岩内荒井記念美術館2020年09月16日

 
 かれこれ四度目の訪問

 今まではバイクで日帰りだったが

 今回はすぐ下の高島旅館にお泊りした


 ピカソの版画が沢山ある

 卓越した線で自由に描くエッチングの小品が好きだ


 ピカソらしい「牧神」

 下地のリアルな人影はキリストっぽい

 ああそうだ 

 ウォホールの「なぞり」はこれなんだ

 と 手を打った

芸術の森美術館「みんなのミュッシャ」2020年02月21日

 
 全国巡回のミュッシャが札幌にもやってきた

 心待ちにしていた

 
 装飾美術の分野だからアートではないとか言われていたが

 時代が垣根を払ってくれた


 華やかな彩どりと流れる線

 なによりをんなを愛している

 澱んでない をんな を



 庵さんのアート開眼の第一歩はレタリングなのだ

 それもオールドイングリッシュに魅せられた

 ほら クリスマスのデコレーションのあの字だよ

 
 通じるところがあるよね

ディズニーランド2020年01月22日


 古稀にてやっとディズニーランドデビューした

 以前にも書いたが色彩と造形の綺麗さは認めている

 すべて孫の為

      と言いつつ目を楽しませてきた


 庵さんの少年時代はセメント造形である

 それでも優秀な造形職人がいてリアルなものをこさえていた

 

 難を言えば美女が少なかった

 手を振ってくれる従業員さんがもう少し美人さんだったら

 もう一度行くかも


 ディズニーランドで働いている女性の方ごめんなさい

巨大な絵 ディマシオ2019年10月22日


 縦9メートル横27メートル

 鏡の効果でその倍の広がり

 間近で観る圧倒 言葉では限りある 一度行っとくれ

 
 サラブレットの地 新冠の太陽の森ディマシオ美術館


 とんでもない北海道の原始林の森に在った元小学校

 幻想の画家「ジェラール ディマシオ」がどっさり

 でもそれだけじゃあない

 アールヌーボーとアールデコの時代のガラス作家「ルネ ラリック」が

 どっさり
 
       好みだが ラリックの香水瓶がカワイイ

       パリのあの時代の香りがする

神田日勝2019年07月18日


 1978年に今の北菓楼札幌店元の道立美術館で個展を観た

 「室内風景」と「馬(絶筆)」)は強烈だった

 鹿追に美術館ができたと聞いて既に幾年

 
 TVの絶大なる威力に導かれて初めて訪ねた

 農民画家 神田日勝記念美術館

 
 常々通う人は目先の変わった展示も良いが

 場所が場所だけにめったに行けない私の為に

 ありったけの彼の作品を展示していて欲しかった

 それでもスケッチブックが自由に手に取って観れるというのは

 なんだろう


 「室内風景」は道立近代美術館にあるのだが

 これまた収蔵作品としてめったに公開されない

螺鈿2019年06月20日


 身の回りの小物を整理すべく小さな箱を購入した

 大きさ手頃な「螺鈿階段箪笥」

 多分これは中国製の現代土産用工芸品だろう

 比較的遠慮がちに鏤められているがもっと遠慮したが良い


 螺鈿を再認識したところで

 ウィーンモダン展でオットーワーグナーの椅子が紹介された

 此の漆の工芸美術がどう辿ってデザインに使われたか

 実に興味深い