ガンジス ヒンドゥーの寺院 ― 2024年12月19日
紅葉のハロウィン ― 2021年11月02日

札幌晩秋のハロウィン
昭和生まれには全く馴染みはないが
世間が騒ぐから
クリスマスと同じ様に日本の行事に成ったのだろう
その日は散歩の風景の彩度がとても高い日だった
風でふわふわ揺れる怪鳥のゴースト
女房が近づいて挨拶してみた
マ タ ラ イ ネ ン オ ア イ シ マ チョウ
切株 ― 2021年06月04日

藻南公園の樹が切られてしまった
古木である
もう百年も生きたろうか
たぶん此処らは原始林
でも今は人々が憩う公園
緑を楽しませてもらったね
ほら生まれ変わった顔が見える
たぶん「ふくろう」だね
孫は「あっハートだ!」と言ったがね
香りの記憶 ― 2020年11月08日

甘い香りの漂う散歩道
知ったかぶりで「のたまわ」ってみた
楓の匂いだね 楓はメープル
ほらメープルシロップの匂いだよ
嘘ばっか 桂でした
春先から雪が舞うまでづっと薫っている
昨夜観た映画
植物人間になった妻に意識確認の最後の手段
好きだった香水の香りに反応した
仏映画らしいな
香水には縁遠い庵さんも
シャネルの5番ってだけで
マリリンモンローが素裸に纏った香りって知ってる
どんな香りかも知らないくせに
知ったかぶりで「のたまわ」ってみるかね
神威岬の顔 ― 2020年10月16日
亡霊たちとの会話 ― 2018年09月03日

しばしば亡霊と会話するひとを知っている
遺産は法の枠があり
遺品は物として割り切れる
しかし 遺稿というヤツは少々やっかいだ
手記 日記 手紙 は
既に死んでいるはずのその人が語りかけてくる
生前の計り知れない心の奥を垣間見た気になって
まともに向き合って動揺する
でもそれはもしかしたら創作かもしれないよ
やめやめ!!
亡霊と会話したら 底なしの泥沼にはまり込む
宮沢賢治異星人説 ― 2018年08月07日

銀河鉄道のオマージュを「鎌倉ものがたり」にみた
賢治は銀河を渡るのに何故鉄道を選んだのか
何故船でなかったのか
地球人の身体を借りた賢治は特に地質に興味を持った
故郷の星にはない鉱物
そして地球上の万物に宿る生命に興味を持った
故郷の星にはない心を持った
美しい音楽に親しんだのは故郷の音なのだろうか
帰りたかったんだろうなあ
銀河に鉄路を敷いて
多分船酔いするタチだったんだよ 庵さんと同じで
輪廻転生はあるんじゃなかろか ― 2018年02月28日

やっぱり生命の生まれ変わりはあるんじゃ
って考えましたよ
善行を成したからどうとか 悪行の限りを尽くしたからどうとかの
俗な教えではなくてね
年若くして死ぬとね
象とかジャガーとか 鷲とかコンドルとか 鯨とかシャチとか
そうしたら転生の希望があるでしょう
老いて死ぬほど
蝶とか蟻とか 蜂とか蚊とか 鰯とか貝とか
そうしたらヒトとしての生命に感謝するでしょう
何しろヒトで生まれルことの確率は
宝くじにあたるようなもんだから
そう考えたら
何年かに一度イナゴが大発生するのは
戦争があったから
そんなもんだろうな
グーグルアース ― 2018年02月16日

パソコンを始めたのは20数年前
ただ・・・CADを使えないと仕事をもらえなくなりつつあったから・・・
そして今 なんてことだろう!
実話を基にした映画「ライオン/25年目のたたいま」
5歳で迷子となりインドから遠くタスマニアの夫婦の元で暮らしていた
時代は幼い記憶の断片ををグーグルアースで繋ぎ合わせた
母は健在だった
彼の帰りを待って同じ村に留まっていた
過去のブログで庵さんも書いたが
二十歳の時に世話になったデンマークの家を
グーグルストリートで見せてもらった
誰か過去を覗ける方法を考えてくれ!
この空を飛べたら ― 2017年05月17日

「ああ 人は昔むかし 鳥だったのかも知れないね」
中島みゆきの 此の唄
「こんなにも こんなにも 空が恋しい」
庵さんこのフレーズで必ず嗚咽する
また 飛ぶ夢を見た
でも飛んだら 空をみてるんでなくて
地上をみてるんだ
多分鳥も同じで
恋しいのは空ではなくて
地上で おまけに 餌なんだなあ