北国の短い夏の終りに2015年08月18日

 「この海の底でーお魚みたいになってーあなたに抱かれてみたいな」

 耳元でくぐもった声がこそばゆい

 「いくよっ」

 駆け出した彼女の白いビキニは風に舞い貝殻のように砂浜に残った

 空も海もアフロディーテが生まれた時のまま

 
 
 熱い砂に何度も足をすくわれながら波打ち際で立ち上がったボク

 「よしっ 魚みたいに」

 と つぶやいて パンツをずるりとおろした  とたん

 「ピピピーピー!!!!!」

 「おじさんダメだよ!子どもも遊んでるんだから~!」


 魚どころか小海鼠が青息吐息  真夏の昼の夢